家族も自分も大事にする、ママになってからの人生設計

佐伯さつき(オンライン・ショップオーナー)

経験がなくても「できるかも」と思っていただけたら本望です

わたしが子ども服と雑貨のオンラインショップを運営していることから、ゼミではオンラインショップの立ち上げから運営について、他にはご質問いただいた子育てや仕事と家事の両立についてなど、余計なお話も挟みながら、読み物を読む感じで読んでいただけたらと、一つひとつ丁寧にご回答させていただいております。皆さんが予想以上に積極的にご質問してくださるので、どれから回答をさせていただこうか、早く回答させていただきたい! と、わたし自身もワクワクしながら参加させていただいております。また、一つひとつ言葉にすることで、わたしも振り返ったり、見つめ直したり、という良い機会を与えていただき、感謝しております。

アパレル出身でもなく、一般企業に勤めていたごくごく普通の主婦であったわたしが、この仕事を始め、10年以上続けていることに、皆さんが「わたしにもできるかも」と思っていただけるのではないかなと思います。また、女性が起業すると犠牲になるものが多いイメージがあるかと思うのですが、あくまで「夫を主軸とした妻のノマドビジネス」というのは、自身の心の負担も、家族への犠牲も少なく済みます。その部分は絶対に譲れないものとして、このようなビジネス形態に反発も多かった時代からやってきたわたしだからこそ、お伝えできる部分があるのではないかと思っております。

わたしがオンラインショップを始めたのは、育休復帰もして勤めていた会社がなくなることになったのがきっかけでした。会議でその話が出た途端、「お店をやるタイミングがきたー!」と頭がいっぱいになってしまいました。それまで準備もしてなかったのに、もう「きたー!」と、それしかなく、深刻な会議の内容をまったく聞いてなかったぐらいです(笑)。帰宅後、「大事な話がある」と、職がなくなる(共働きの片方の収入がなくなる)という報告なのに、興奮を抑え切れず、ワクワクした顔で話をしているわたしを見た夫の不思議そうな顔を、今でも覚えています。

承認欲求、という言葉が昨今よく悪い意味合いで聞かれますが、良い意味では、わたしの場合は仕事でそれが満たされている感じがします。もし働かなくてもいいほどの大金が手に入ったとしても、もしかしたらこの仕事は続けるかもしれないな、と話すこともあるぐらい楽しく、充実しています。

息子はママのことを意外と知らないようです

普段の生活で最近印象に残っていることは、5歳の次男を先日歯医者さんに連れて行ったとき、わたしが先生からの説明を受けている間、後ろでスタッフさんが息子の水筒とストラップを見て、「これどこで買ったの? すごくかっこいい」と言われていて、何度か「どこで買ったのかな?」と聞かれていたのですが、息子は首を傾げるばかりで答えられず。そのまま病院を後にしたところ、息子から「ママ、これどこで買ったの?」と聞かれ、「ママのお店だよ」と言ったら、「え! ママお店屋さんなの?」と驚いていました。

言葉がちょっと遅い子なので、具体的な仕事の話をまだしたことがなかったのですが、「そうか、知らないのか……」と笑っちゃいました。ただ、長男でさえそう理解はできていないとは思いますが。

また普段心がけていることとしては、親といってもひとりの人間であり、完璧ではないということは常々息子に話していて、感情的になってしまったり、自分の悪いところがあれば子どもにも素直に謝るようにしています。親に話せないことでも、誰か別の信頼できる大人がいれば、溜めずにその人に話してみたら、意外と問題は簡単に解決するかもしれないよ、ということも常々伝えています。子どもがひとりで抱え込んでしまうことが一番心配なので、「話せない環境」は作りたくないな、と意識するように努力しています。

佐伯さつきさんのゼミはこちらからご参加いただけます。ぜひご覧ください!