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株式会社モデル百貨はマネーに関する視野を広げるメディア「MoneyGeek」にて、大学生への仕送りについて保護者500人に調査。家賃や生活費の仕送り額や、仕送りについて子どもと話したことについて質問しました。その調査結果をご紹介します。

もしもお子さんが、自宅外から大学に進学することになったら気になるのが仕送りなどの費用の問題です。そんな疑問に対し、20代のお子さんを持ち、かつお子さんが自宅外から大学に通った(または通っている)という保護者500人にアンケートを実施し、仕送りの額などについて調査をしました。

家賃や生活費の金額のほか、仕送りをするにあたってお子さんと話した内容について調査から見えたリアルな状況とは?

 

500人に調査した大学生への仕送り、生活費は月平均10万8350円!

調査地域:全国
調査対象:20代の子を持ち、かつ子が自宅外から大学に通った(または通っている)保護者500人
調査期間:2024年2月9〜15日
調査主体:MoneyGeek編集部
調査委託先:アイブリッジ株式会社

 

仕送り経験がある親御さん500人への調査の結果、大学生のお子さんへの仕送りの合計は月平均10万8350円ということがわかりました。

内訳は、家賃を除いた生活費の月平均5万6,310円と家賃の月平均5万2,040円です。

子どもが4年間大学に通うとすると、総額で約520万円になることがわかりました。

 

大学生の仕送り額の生活費平均と変化

 

まずは、家賃を抜いた生活費の仕送り金額について見てみましょう。
仕送り以外にも、家族カードを持たせたかどうかなど、お子さんのクレジットカードの保持状況についても質問しました。

 

大学生の仕送りで家賃抜きの生活費平均は月5万6310円!

 

大学生のお子さんへの仕送りで、家賃を抜いた生活費としてもっとも多い金額帯は月5万超~6万円で21.8%でした。次いで4万超~5万円(19.6%)と続きます。家賃を抜いた生活費の平均額を算出すると月5万6310円でした。

 

 

仕送り額の決め方については、下記のようなコメントがありました。

・1ヵ月に必要なお金を、子ども自身に試算させて、適切かどうかを話し合って決めた(50代・男性)
・生活するのに何が必要で、どれくらいのお金が必要なのかを計算しながら教えたことも楽しい思い出です。何も知らないことがよくわかりました(50代・女性)

お金のことについて話し合うよい機会になったようです。

また、光熱費などは、親御さんの口座から直接引き落とすようにしていた場合もあれば、どれくらいお金がかかるのかを理解させるために、お子さん自身に支払うようにさせた場合もあり、さまざまでした。

 

仕送り額は学生時代を通して変化がなかった人が64.0%

 

仕送り額は学年によって変化はあったのでしょうか。大学生活を通じて「仕送り額の変化なし」と回答した人が64.0%で過半数を占めています。

学年により変化があった場合、1年次が一番仕送り額が多かったと回答した人が14.6%でした。
1年次の仕送りが多かったのは「アルバイトを始めたので、2年生から仕送り額を減らした(60代・男性)」と、アルバイトとの兼ね合いがその理由のようです。

 

お子さんにクレジットカードを持たせた?家族カードを作ったのは21.6%!

 

仕送りはお金を銀行口座などに振り込む以外にも、家族カードなどのクレジットカードを作り、親御さんの口座から引き落とされるようにしていく方法もあります。

お子さんのクレジットカードの保持状況について質問したところ、もっとも多かったのは「学生カードを作った(32.6%)」でした。

学生カードは、通常よりもお得なポイントプログラムが設定されていたり、優待サービスが受けられたりする、学生専用のクレジットカードです。
大学によっては、その学校の在学生が持てる大学カードや、大学生協カードがある場合も。

「家族カードを作った」と回答した人は、21.6%でした。家族カードとは、名義人のクレジットカード(本会員)に付帯するカードです。
利用分の支払いは、本会員の口座から引き落とされるため、離れて住む親御さんにとっては、お子さんの金銭状況を確認できて安心というメリットがあります。

また、「わからない」と回答した人が21.4%でした。
2022年4月の民法改正により成人年齢が18歳とされたため、満18歳以上であれば、親権者の承諾がなくてもクレジットカードを作ることができます。クレジットカードによっては、収入が少ない学生であっても作れる場合もあります。一方で、18歳以上であっても学生の場合は、保護者への確認を要するクレジットカードもあります。

 

大学生のお子さんの仕送り額の家賃平均は月5万2040円!賃貸でひとり暮らしが83.8%

 

大学生のお子さんへの仕送りとして、家賃について質問しました。途中で住まいが変わった場合は、家賃がもっとも高かったときの金額を回答してもらいました。

調査の結果から平均を算出すると、大学生のお子さんの仕送り額のうち家賃平均は月5万2040円でした。

家賃は、住まいの種類や地域によって大きく変わるため、あくまで参考値となりますが、もっとも多い金額帯は月3万超~5万円(38.0%)でした。次に月5万超~7万円(36.6%)と続きます。

家賃は、大学が運営する学生寮などに入れば安くなりますが、学生寮に住んだ割合は少なく83.8%が賃貸でひとり暮らしをしたという回答でした。

お子さんの住まいについては、下記のようなコメントがありました。

・もともと大学の寮に住むことを予定していたが、コロナ禍で入寮の募集がなくなり、一般のところに住むことになった(50代・男性)

・気に入ったマンションに住みたがったため、家賃が予算よりオーバーに。生活費はバイトでまかなってもらう約束をした(50代・女性)

・1、2年次は郊外に学校があったが、3年次から都内のキャンパスに移動することになったため引っ越し。家賃が上がった(60代・男性)

家賃は、事前に地域の相場を調べやすい分野ですが、それでも想定外のことが起きることも。また、学校や学部によっては途中で引っ越しする必要が出てくる場合もあります。

 

大学生のお子さんへの仕送りは貯金から!奨学金を利用しなかった人が70.2%

 

家賃と生活費を合計して、月平均10万円以上となる大学生への仕送り。親御さんは、どのように仕送りのお金を捻出しているのでしょうか。
また、奨学金の利用状況について調査しました。

仕送りの捻出方法でもっとも多かったのは「貯金を活用」でした。

「生まれたときから本人名義の通帳を作り、こつこつとお祝い金やお年玉などを貯めていた。大学入学時にそのキャッシュカードを持たせ、通帳は親が管理(60代・女性)」と、早くから貯金をしていたというコメントがありました。

 

捻出方法トップ5

1 貯金を活用
2 学資保険
3 教育ローン
4 妻が副業・パート・アルバイトなどを始めた
5 祖父母の援助

ランキング外では「投資」などの回答もありました。ほかには、下記のようなコメントがありました。

・子どもが大学院に進むことになったが、祖父母からも援助を受けることができ、お小遣いも含めて、潤沢に仕送りができた(60代・男性)

・奨学金と学資保険でできるだけまかなった(60代・女性)

 

奨学金を利用した場合は月の受給額平均4万3745円

 

次に、奨学金を利用した人の割合と、利用した場合の受給額について調査しました。

「奨学金を利用していない」と回答した人は70.2%でした。奨学金を利用した場合の受給額の平均は、月4万3,745円でした。

月の受給額としてもっとも多かった金額帯は4万超~5万円でした。

奨学金については、下記のようなコメントがありました。

・仕送りはしていたものの、バイトをする時間があまり作れなかったようで、足りない分は奨学金を利用することにした。奨学金は、本人が返すことになっている(50代・女性)

・奨学金の一部は本人が返すことにしている(50代・女性)

・給付型の奨学金をもらえるように、良い成績をとるためがんばってくれた(50代・女性)

 

アルバイトや食費など生活費の節約のために親子で話したこと

 

お子さんが大学に通うために家を出るのは、お金について改めて話す機会になります。
節約の仕方や、生活費の使い方について、親子間でどのような話をしたのでしょうか。

 

「仕送りの不足分はアルバイトでまかなってもらう」というコメントが多数

アンケートに寄せられたコメントでもっとも多かったのが、アルバイトについてです。

多くが「仕送りの不足分はアルバイトでまかなってもらう」といった内容ですが、なかには、学生生活や勉強のためにアルバイトができない・させないという状況もあるようです。

・勉強に支障のない程度のアルバイトを小遣いのためにしてもらい、生活費と学校の費用は仕送りした(50代・女性)

・作り置きおかずや食料品を送ることで仕送り額は抑えた。交際費などの小遣いはアルバイト代でまかなってもらった(50代・女性)

・遊ぶお金は、アルバイトでまかなうという約束だったのに、クラブ活動であまりアルバイトができず、生活費が足らないとしょっちゅう言ってくる(50代・男性)

・建築学部だったため、学校の課題が多く、アルバイトができなかった。教材も必要なので、いろいろと大変だった(50代・女性)

・子どもには学業に専念してほしかったので、自炊して生活に足りる程度の仕送りはした。それ以上に遊びにお金が必要なら生活を工夫するか学内のアルバイト程度ならしてもよいという約束をした(60代・男性)

 

自炊して食費を抑えるように話した

家賃を除いた生活費の中で、大きな割合を占めるのが食費です。
かといって、食費を削ってしまうと健康に支障がでるため、親御さんとしては心配になるところ。

食費について、親御さんからの助言したこと、支援した方法をご紹介します。

・安いスーパーを見つけて買い物をして、自炊するように言った。アルバイトは、まかない付きを選んで食費を抑えるように助言もした(50代・男性)

・資格を取るためにダブルスクールに通っていたので自炊する時間がなかったようだった。外食やでき合いの食品を買うと高くなるので、いろいろなおかずを届けていた(60代・女性)

・自炊ができるように、おかずの作り置きの方法や短時間でできるレシピなどを教えました(50代・女性)

・昼ごはんは学食で使えるミール券を年払いで親が購入して、食費を抑えられるようにした(50代・女性)

・コンビニで買い物せず、スーパーを利用して節約を心がけるように言った。また、昼食はできるだけ外食せず、学食を利用するように言った(50代・女性)

・お金が一番かかるのは食費だということを教えた。食費は一日1,500円で計算して仕送りをした(60代・男性)

 

家計管理や節約の仕方について親から伝えたこと

家計の管理の仕方や節約の工夫について親御さんから伝えたことや、子どもの状況をどのようにチェックしているかについてのコメントを紹介します。

・仕送りのお金を下ろすときは手数料のかからない時間に下ろすこと、光熱費は毎月チェックして、努力でなんとか減らせること…などを伝えました(50代・女性)

・成績を毎年チェックし、不足を補うアルバイトが学業に悪影響を与えていないことを確認した(50代・男性)

・初めの数ヵ月、家計簿をつけさせて必要な生活費を計った(60代・男性)

・通帳を預かっていたので収支はある程度わかった(50代・女性)

そのほか、仕送りの額を抑えるためにしていたこととして「スマホはデータ容量をシェアできるプランにして持たせていた(50代・男性)」というコメントもありました。

また、「振込手数料が無料になるように、ネットバンクを開設した。月数百円だが、4年間だと違いが出る(50代・女性)」と、親御さん側の工夫も見られました。

出典:https://www.nc-card.co.jp/media/column/school_allowance/

 

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