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20代の貯金額は毎月6万3236円で全年代でトップ

年代別詳細比較

 

貯金アプリ「finbee(フィンビー)」を開発・運営する株式会社ネストエッグは、10月17日の「貯蓄の日」にちなみ、「貯金・お金」に関する調査を実施。(調査対象:20歳~60歳男女、調査期間:10月2日~10月4日)貯金額、貯金目的の経年比較、物価高騰により増減した支出、に増やしたい支出、お金に関する価値観、行動について世代別に調査いたしました。

 

20~40代の1000万円以上の貯金世帯が3年連続で増加、過去最高に。「食費」の家計負担は60%以上が増加と回答しました。

 

世帯貯金額比較

 

調査結果詳細(2023年-2024年比較)

世帯貯金額の推移

・ 働き盛り世代(20代~50代)で3年連続「1000万以上」の貯金世帯が増加。20代は13%、30代は20%、40代は22%、50代は24%(平均3pt増加)

・ 20代、30代は「500万円以上/1000万円以上」が3年連続で10pt増加。

 若年層の貯金意識の高まりが見て取れる。(20代:18%→28%、30代:30%→38%に上昇)

・ 50代、60代は「100-300万円」が増加。特に「貯金できない層」と「貯金できる層」の二極化が昨年進んでいた50代は「10万円~100万円」が17%→8%と11pt著しく減少。その減少分が「100万円-300万円」の増加につながっており、23-24年の1年間で100万円未満の貯金額の層が貯金を意識して貯めた傾向にあったことが伺える。

 

貯金目的の推移

・ 全世代で「資産運用」が増加、13-18%を占める。収入が伸び悩むなか、資産を増やすことへの関心の高さが伺える。

・ 20代は「趣味のための道具/月謝」に費やす割合が、全年代平均2.6%に対し9%と最も高く、趣味貯金や推し貯金など、楽しむための貯金意欲が高いことが見てとれる。

 

貯金手段の推移

・ 「銀行の自動積立・定期預金」が最も多く、次いで「投資運用」が人気。23年度2位だった「別口座移し替え」を上回る結果。投資人口が年々、増加していることが伺える。

・ 20代の6%が「貯金アプリ」を活用して貯金。

 

目標金額を達成するための貯金ルール(世代別比較)

・ 「先取り貯金」「不用品の処分」「500円玉貯金」が全世代で人気。

・ その一方、2年連続で「500円玉貯金」が減少。キャッシュレス決済の普及、銀行窓口での硬貨預け入れ手数料徴収の影響もあり、小銭貯金は減少傾向に。

・ 20代30代において「不用品の処分」は定番の手段になっており、12%-14%を占めて年々人気が上昇している。フリマアプリの普及などリユース市場の拡がりが見てとれる。

・ また「推し貯金(※1)」「歩数貯金(※2)」「365日貯金(※3)」「カレンダーの数字貯金(※4)」といった、エンタメ性があり、自分の趣味・嗜好に合わせたルールでコツコツ貯める貯金をしている人が多い。

 

※1.推し貯金:好きなアイドルやキャラクターなどが活動をしたときに、推しへの気持ちを貯金する貯金

※2.歩数貯金:1,000歩歩く毎に100円貯金など歩いた歩数に連動して貯金

※3.365日貯金:1~365までの数字から1日1回、好きな数を選んで同額を貯金

※4.カレンダーの数字貯金:1日は1円、2日は2円というように日にちに合わせて貯金

 

1か月の家計項目別の支出額(世代別比較) 

2024年度支出内訳

(項目別費用の定義)

日用品費:被服費、医療健康費

余暇費:交際費(家族以外との外食含む)、趣味にかかるお金(旅行は除く)

その他:交通費、通信費、教育費

 

・全体トップ3は「投資」「貯金」「食費」、すべて4万円後半の支出額となった。

・20代、30代は共通して、1位「投資」2位「貯金」。

・「貯金」支出額は全年代で20代がダントツのトップ、6万3236円(唯一の6万円超え)。

・30代、40代は共通して「投資」に5万5000円以上を支出。

・50代、60代は共通して「食費」が1位。唯一5万円台の支出の結果に。

・原料高・物価高の影響をダイレクトに受ける「光熱費・食費」のうち「食費」のみ3-5万円台と世代差が大きく出た。最も「食費」がかかると予想される現役子育て世帯が多い30代40代が、子育てがひと段落し世帯人数も少ない50代60代より低い支出額であること、また「光熱水道費」も下回っていることから、40代以下現役世代の節約意識の高さが伺える。

・若年層、現役世代の「お金を増やす・守る」意識の高さが反映された結果に。

 

物価高が強まった今年(24年)と昨年(23年)を比較して支出が増えた項目(世代別比較) 

・ すべての世代で1位が「食費」。20代を除いて、2位が「水道光熱費」。

・ 物価高の影響がダイレクトに現れる「食費」で、支出が増えた世帯が30代以上で60%を超える結果に。

・ 23年度すでに半数以上が「増加した」と回答していたなか、24年度はさらに上回った結果となり、この1年での食料品の高騰の影響が如実に現れている。

・ 「趣味費」が20代で唯一ランクイン、自分の関心があることに関しては積極的な消費意欲が伺える。

 

今後、増える予定・増やしたい項目(世代別比較) 

・ 現役世代(30代~50代)すべてで「食費」が1位。(20代は「貯金」が1位)

・ 2位は「貯金」。現役世代において家計不安から貯金意欲が高まっており、堅実な金銭感覚が醸成されていることが見受けられる。

・ 一方で、「増やしたい」項目として、消費行動の「旅行」が3位にランクイン。時流的にも家計的にも我慢が続くなか、「旅行」への意欲は高いことが伺える。

 

貯金を増やすために(お金を有意義に利用するため)におこなっていること(世代別比較)

・ 「ポイ活をする」が全年代で圧倒的な人気でトップ
 ー 現役世代は約50%の普及率、収入を少しでも増やしたい動きが見て取れる。

・ 2位「キャッシュレス決済を利用する」は全年代で20%超え。

 ー 利便性の高さのほか、ポイ活の一環としての意味合いもあり、おこづかい稼ぎとしての認知が高まっている。

・「支出の見える化をする(家計簿アプリなど)」の割合が全年代で増加

 ー すべての年代で1~4.5%上昇。家計簿アプリの認知拡大により、家計管理をアプリで行う層も年々増加。特に20代の普及率が高く、14%→18.5%で4.5pt増加している。

 

■調査概要

・調査期間:2024年10月2日~10月4日

・調査方法:インターネットリサーチ

・有効回答数 1,000名(全国、20~60代男女同数、各年代200名ずつ)

 

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