”あったらいいな”をカタチに!「マザーソリューション」が作り出す未来とは
マザーソリューションが販売する『4wayキッズリードDX』の販売数が2万点を突破。
イヤイヤ期など、お出かけが大変な時期の子どもを持つ保護者に「人目が気にならず、むしろ人に見せたくなるキッズハーネス」として大ヒットしています。
その裏側にある、モノづくりへの想いとは? キッズリードの生みの親である代表・齋藤祐子さんにお話を伺いました。
商品化の基準は「ママの笑顔」
『4wayキッズリードDX』は、私がイヤイヤ期の子どものお出かけで悩んだことから生まれました。ハーネスを使いたくても「犬の散歩のよう」と思われてしまうかもと勇気が出ずにいたのですが、保育園のお散歩リングからヒントを得て、子どもがリングを握ればよいのでは?と作ったのが、初代キッズリードです。
その後お客様から様々なお声をいただいたことで改良を重ね、今の形になりました。
子ども用のグッズを販売していることもあり、子どものために商品を作っていると思われがちなのですが、商品開発の基準は“私たちママがいかに楽で安心していられるか”です。
私は親が楽になった方が、絶対にいいと思っていて。子育ての悩みを軽減させるのは、親のストレスや不安をいかに少なくしてあげられるかだと思っているので、お困りごとを解決することを基準に商品づくりをしています。
「お客様とともに」の姿勢でつなぐ“絆”
“こういうアイテムがあったらいいよね”と思うものはその日のうちに試作して、翌日には販売が始まるスピード感で製作しています。
メルマガで「こういうアイテムができました」とお知らせを流すと、同じような悩みを持っているお客様が購入してくださってフィードバックもいただける。その意見を社内でも検討して改良していきます。大きな会社のように企画会議をして発売……というカタチではなく、提案というイメージで商品を作っています。
先ほど紹介しましたが、『4wayキッズリードDX』もお客様の声をベースに改良を重ねて今の形になったもののひとつです。
最初はベルトにリングを付けただけのものを販売していましたが、目の見えないお母さんから「リングが揺れていることで子どもが握っていることを把握しているけれど、絶対に離さない工夫ってできませんか?」とお声をいただいたときに、手首装着型アタッチメントをつけました。
ただ、ベルトを付けたところで子どもが外せてしまったら意味がないですよね。鍵をかける……なども考えられますが、それは私がしたくないなと思ったので、親が嫌な気持ちにならず、子どもが外せない工夫を施しました。手軽に使えて、汎用性もあるものだったらいろんな方にマッチするのではないかと考えた部分です。
どこまでも考えるのはお客様の笑顔
どんなに小さい声も“種”になるので、すべてのレビューに目を通し、すべてにお返事をしています。少しでも気になる部分があれば、すぐに改善など対応することを心がけていることもあり「レビューの返信を見て誠実性を感じ取って購入しました」と言ってくださる方も多いです。
特に意識しているのは、接客ではなく“接遇”すること。接遇とは、お客様と心を通わせて対応することです。お客様に心から満足していただきたい一心で、商品を通して、おもてなしの心で接しています。
顔を出している理由も、どこの誰が作っているものかわからないものではなくて、齋藤という人が、こういうママと作っているんだなと思っていただけるショップであり続けたいと考えてのこと。
私たちは商品発送の際に手書きのお手紙をつけているのですが、疲れているときにこういう言葉をかけてもらえたら嬉しかった、と気持ちを込めながら書いています。レビューへの返信も、そういった心を込めています。
スタッフが増えることで接遇面が落ちてしまったらどうしようと懸念していた時期もありましたが、それは杞憂でした。みなさんお客さまを大切にしてくれて……。1日300通もの発送があるときなどは手書きのお手紙をやめようかと思うこともありましたが、「そこはやろう」と言ってくれるスタッフが集まってくれています。
SNSで育児アカウントを見ると、他の人は楽しそうに何も苦労せずにキラキラしていた生活をしているように見えて落ち込むこともあるし、夜は疲れてキリキリしちゃうときもありますよね。私たちの商品やお手紙で、癒しとかあたたかい気持ちを感じてもらえたら嬉しいし、商品を使うことで少しでもストレスやお悩みを軽減させることができたらいいなと思っています。
女性活躍への想い
会社の受け入れ態勢が整っていなくて、スキルや能力があるのに活かし切れていない女性って多いと思うんです。
「何のために働くか」というと、私は自分のために働いていたいと思っています。
私の人生においてのやりがいのために働いていたいし、スタッフもそうであってほしい。
「できない」と自分の可能性を狭めるのはとてももったいないことですよね。できることのなかから、工夫しつつカタチにできる世の中になったらいいなと思っています。
弊社には元からプロでしたという人はひとりもいないですが、1年くらい働いているとプロフェッショナルの意識を持ってモノづくりをするようになります。最初は育児しながら働きやすそうだからって入ってくれたけど「感謝されながら働けるのが何よりも楽しい」と、みなさんキラキラ輝きながら仕事をしてくれているのが、本当に嬉しくて。
多くのスタッフが子育ての当事者なので“お互いさま精神”もあり、誰が何日休んでも誰も何も言わない文化が形成されています。繁忙期に人が足りなくなると大変ではあるのですが、繁忙期に備えてしっかり準備をしておけばそこで誰かが休んでも大丈夫だよね、と対策ができます。
楽しく気負わず、周りに迷惑をかけていると感じずに働ける環境であり、そういう会社があるんだよということを知ってもらって、外側に少しでも影響を与えられるといいなと思っています。
『4wayキッズリードDX』販売ページ
https://item.rakuten.co.jp/atelier-amane/kidslead-dx/
マザーソリューション
https://mother-solution.jimdosite.com/