津軽の廃棄りんごから生まれたエシカルな新素材!りんごの質感が美しいファッションアイテムが登場
りんごの生産地としても知られる青森県五所川原市を拠点に宿泊事業等を展開する株式会社KOMORUは、青森県産のりんごジュースやシードルの製造工程から出る廃棄予定のりんごの搾りかすを活用した新シート素材「Adam(アダム)」の販売を開始いたします。「Adam」は、KOMORUとデザインユニット M&T が連携し立ち上げた素材の研究・開発機関「Sozai Center」による第一弾プロダクトです。
原材料が“見える”!
エシカル素材として今までにない特長は、原材料のりんごの搾りかすである茎や皮など素材そのものが目に見えること。
独自の加工技術で半透明のシートに粒度の荒いりんごの搾りかすを入れ込むことで、ありのままのりんごの美しさや立体感を楽しむことができます。シートの赤褐色は、加工はしておらず、りんご本来の成分による色合いです。
Adamの誕生について
青森県は日本を代表するりんごの産地ですが、同時にりんご加工品に伴う食品廃棄が問題となっています。りんご加工品の製造過程では、果汁や果実以外の部位は使用されず、搾りかすとして廃棄されてしまいます。
青森県五所川原市で宿泊事業等を行うKOMORUは、新しい視点やプロダクトを通して地域の課題を解決することで、青森という土地がより豊かで持続可能な世界になることを目指しています。
農家の方々が手間ひまかけて育てたりんごは、青森ならではの素材です。りんごやりんご加工品が人々に愛されるように、今は廃棄されることが多い搾りかすも、活用方法次第で人々に愛されることができるのではないかと考えました。そこで、素材の研究・開発機関「Sozai Center」を、デザインユニット M&T と連携し立ち上げました。
「Sozai Center」は、津軽平野の地元農家から約1トンに上るりんごの搾りかすを提供いただき、自らの管理で乾燥、粉砕作業を進めました。「Adam」の原材料は、青森県産のりんご搾りかす100%です。
こだわり
りんごの搾りかすを活用したヴィーガンレザーは全世界で作られていますが、加工後の生地ではりんごが使われた形跡は表現されません。
りんごを活用したアップサイクル商品だからこそ、原材料となるりんごそのものの魅力を知ってもらいたい。農家の方々による手作業や愛情をもって作られたりんごの魅力を余す所なく知っていただきたい、という思いから、あえて原材料であるりんごの茎や皮などの質感を残しています。
理想的なデザインにするため、りんごの搾りかすの粒度の研究と試行錯誤を繰り返すことで、りんごの質感を生かしながら、素材として美しい「Adam」が誕生しました。
今後は、「Adam」を製造・販売することで、りんご搾りかすの廃棄量削減の一助となってまいります。また、青森生まれの新しい素材ブランド・アイテムである「Adam」を通して、りんごや青森県の風土としての魅力を世界中に知ってもらいたいと考えています。
名前の由来
りんごから生まれた素材であること、青森・津軽の風土を生かした新しい素材の始まりであること、そして神秘的なストーリーを宿す意味を込めて「Adam」と名前をつけました。
Adam:https://a-d-a-m.jp/
期間限定発売も!デイリーユースなアイテム
半透明の生地に、まるでラメのように輝くのはりんごの茎や皮。青森県産りんごの搾りかすである茎、芯、皮、種などの全てを余すことなく使用しています。
アイテムはシンプルで機能的なデザイン。スマートフォンやカード類などを収納することが可能です。半透明の素材のため、中に収納する物の色によって色味の変化も楽しめます。自然の恵みと地道な手作業で生まれた津軽りんごの存在感を存分に感じるアイテムです。
<販売期間>2024年1月24日(水)〜2月20日(火)
<販売場所>
・ビームス ジャパン(新宿)(東京都新宿区新宿3-32-6 1階)
・ビームス公式オンラインショップ:https://www.beams.co.jp/tag/240116_BJ_01/
BEAMS EYE on AOMORI 特設サイト:https://www.beams.co.jp/special/teamjapan/aomori2024/
食品廃棄は、社会全体で向き合わなければならない課題でもあり、これまで廃棄していたものを有効活用する取り組みも増えています。個人的にもできることはないか、考えていきたいですね。あなたの家庭で、何か実践していることはありますか? 野菜カスの活用方法など、おすすめを教えてください!